一代目ポンコツケアマネージャー(2)

ケアマネージャー ケアマネージャー

頼んだことはすべて忘れ、時間だけは過ぎる

頼んだことを忘れるケアマネ

ポコには、なるべく早く入院手術したいので10日間の間に透析病院に通える施設を見つけて下さい、とお願いしました。ポコはそのときノートにメモを取っていました。やってくれるんだろうなぁと思っていました。

10日位たったときに電話でポコがうちに来るというので待っていたら、すべて忘れていて、施設を見つけるどころかポコが作り忘れていた書類へのサインをもらいに来ただけでした。はい、私が頼んだことさえすっかり忘れてました。驚きましたよ。何も進展はなく、その上時間を10日間失ったわけですからね。 地域包括支援センター から電話までされているのに、このざまです。これほどポンコツな人は見たことはないです。こんなケアマネージャーなんていない方がましです。

呆れ果てた私は、もうポコは当てにせず、私が直接母のお世話になっている透析病院に関連施設を紹介してもらえないかお願いしました。その結果、引き受けて下さるとのお話でした。ほっとしたのもつかの間、先方が私からケアマネージャーに連絡先を変えてから、また話が混乱するようになりました。

ただ私は母を引き受けてくれる日を早く知りたかっただけでした。そうでないとこちらの手術の日程が決まりません。
それがポコに伝わると彼の中で脳内変換されて「娘さんがそこの施設にお母さんを預けたくないと言っています。」になりました。ポコが入ると話がどんどん複雑になっていきます。

最後にはポコを飛ばして透析病院の看護師が私に確認をしてくるようになりました。「娘さんは病院の関連施設にお母さんを入院させたくないんでしょうか?」そんなことを言った覚えはありません。母親が入所する日程を教えて欲しいそれだけです。
そんなことでようやく母親の預け先が決まり、私の手術日が決まったのでした。あ~ほんとうに疲れました。

ポコの事業所はもともとリハビリをやっているところで、ポコはひとりケアマネージャーです。代わりのケアマネージャーは在籍しません。

以前、実家のプチ改修をやってもらうときに、ポコの会社の社長が家に来ました。リハビリをやっているのに、見たことがない位偉そうな男でした。同行した介護用品レンタル会社の社長に「先生、先生」と呼ばせて満足していました。

母の腕をさわって「ここが痛いだろう?」とごりごりやって、次の日はあざになる始末。母は通ったことはなかったのですが、この会社の本業である通所リハビリの送迎等もかなり雑なようです。道の段差に心配りもなくお構いなく雑に車椅子を押す素人集団だと目撃者がのたまっていました。この社長あってポコありですね。

結局、私は手術が終わってお腹の傷が回復した時点で、ポコにやめてもらうことを決めました。ポコに継続してきてもらうということは、ポンコツケアマネージャーに及第点をつけるということです。それは真面目に働いているケアマネージャーの皆様に失礼だと考えました。だめなものはだめと言わないのは市民失格だと思っています。

その後に担当になった現ケアマネージャーは病院に併設された介護事務所の方です。「仕事ができる人です。紹介してもらった地域包括支援センターの方には心から感謝しております。」という話になるはずだったのですがが、実はもっと酷い人でした。ピンチになると相手の本性が分かるんです。
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