親の介護を10年以上してきました。その親がようやく長期療養型の病院に入所しました。今は寂しい気持ちとほっとする気持ちが交錯しています。
初めのころは、車の運転に自信のなくなった母のために、土日だけ実家に帰ってお買い物と掃除をしていました。
それから母は普通に歩くこともできなくなってきて、おまけにまず母が乳がん、そしてその一か月後に私の乳がんが見つかったため、母の病院通い、手術、そして放射線治療のために実家にいるようになりました。当時私が住んでいた小さな都心のマンションは自分のものでした。
私の乳がん手術は、母の放射線治療が終了した後に東京女子医大病院でお願いしました。近くだったからという安易な選択をしたのがその後の人生をめちゃくちゃにしました。
女性ホルモンを止める注射、リュープリンを二年間受けさせられたのです。標準治療ではありません。私の年齢では効果がないと言われ、実際に私の治療が終わった後に、やはり効果がないとのエビデンスがでました。
この注射の副作用はとても酷く、全く仕事ができなくなりました。計算ができない、集中できない、足がつって電車の中で座っていて降りようとして立ち上がるとき転びそうになる等。医者に何度も訴えてもPCに向かいそのことを打ち込むだけでした。その上、母の世話をしてつらい2年間でした。
コメント