シングル介護

自宅介護の終わりまでの一年

透析患者の介護4~5の母がようやく長期療養型病院に入院できました。
レンタルベッドや昇降機も撤去してもらい、リビングががらんとなりました。
あれだけ沢山の衣類や布団類があったのになくなってしまうと、とても寂しくて自分は本当にひとりなんだなと身に沁みます。

この1年は本当につらかったです。コロナもあり外にでないようにしていました。その上ヤブ歯医者のせいで歯肉が腫れて入れ歯が入らなくなったり、その後は大動脈弁狭窄症と言われ本人の希望で手術。手術でできたカテーテルの2mmの穴から大出血して再手術して弱って帰ってきました。その後もまた感染症が分かり入院。その後帰宅して在宅介護中に意識がなくなり入院。それは肝臓のせいだと分かりました。

何度救急車にお世話になったことか、本当に感謝の気持ちで一杯です。コロナ中に急性期の病院に高齢の要介護老人を連れて行くのはとても気が引けましたが、他に手段がありませんでした。ポンコツケアマネも救急車と言っていました。
過剰医療だと分かっていても、高齢者本人が希望すれば心臓の手術をさせないわけにはいきません。
だれか関係者の方は解決策をぜひ具体的に提示して頂きたいと思います。

ヘルパーや訪問看護師が家にいらして、いつもばたばたしていて、心も身体も落ち着く時間が全くありませんでした。
ほんとうに疲れました。現在も、いつ突然死するか分からないと言われていますが、とりあえず病院を追い出されることがなくなったのでほっとしました。

在宅介護、お薦めしません。自分の人生の何割かを奪われました。
何かこの経験が今後役に立てばいいですが、今の時点では心身ともに疲れたというだけです。

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