ケアマネージャー

一代目ポンコツケアマネージャー(1)

ポンコツだったケアマネージャー

ここでのお話は、私の母の一代目のケアマネージャーについてです。
この一代目のケアマネはポコちゃん(ペコちゃんの相方です)のような顔をしている男性でしたので、この記事ではポコと呼ばせてもらいます。
ポコの事務所を紹介されたのは、役所の包括支援センターからです。そのときは私は全く介護のシステムのそのものが分からなかったので紹介をお願いしました。

何も調べないケアマネージャー

ポコは基本介護計画書のサインを毎月貰いに来るだけのケアマネージャーでした。介護計画としては日曜日にデイサービスを入れたのと簡単な改修そして介護器具のレンタルの導入でした。何も問題がないときはそれでOKでした。

ポコが無能でやる気のない使えないケアマネだと分かったのは、介護人の私が手術することになり透析中の老親を預ける場所を探さなければならなくなったときでした。
私は早く手術をして社会復帰をしたかったのにポコは「三か月以上先の予約しかできません。」としか言いません。
候補になる具体的な老健やショートステイの名前は出てこない。一貫して何もしないという姿勢でした。

そのうち、ポコから電話が掛かってきました。そして「近所の老健【*註1】に問い合わせの電話をしたところ、老健に入ると保険では透析病院には通えないということが分かりました」と間違った情報を私に伝えました。

その電話の前にポコは老健から透析病院に通うのに保険が使えるかわからないと話してました。そこで早速私は自分でググりました。確かに老健は積極的な治療をしない医療施設なので、通常は他の病院に掛かることはできません。ただし、透析患者は身障者なので通院が認められているのです。
それが検索結果の3,4番目位に出ました。あっという間に分かりました。

なのに、この男は何も調べてない!こんな簡単なことさえ、さぼっていたのがはっきりしました。プロとして役所からお金をもらっているのにそんな仕事はないでしょう?

ケアマネージャー交代か?

そのずっと前から私はポコの態度にいらついていたので、地域包括支援センターに電話してケアマネージャーを変えてくれないかと電話しました。しかし、センターの担当者の話だと、ポコの事業所はケアマネージャーが一人しかおらず、ケアマネを変えるには事務所を変更しなければならず、契約を全部一からやり直さなければならないということでした。そして手術前にいろいろ手間がかかって大変なので、まずその担当者の方が電話で様子を伺いますとのことでした。
その後良くなったか?いえ、改善は全くみられず、事態はますます混乱していきました。

ポコにはなるべく早く入院手術したいので10日間の間に透析病院に通える施設を見つけて下さい、とお願いしました。ポコはそのときノートにメモを取っていました。やってくれるんだろうなぁと期待していました。
そして10日位たったときに電話がきてポコがうちに来るというので待っていました。さすがにお役所の人が電話したんだから、見つけてくれたんだろうなぁと…。

ところはポコは自分が作っていなかった書類へのサインを私からもらいに来ただけでした。はい!頼んだことさえ忘れてました。驚きました。何も進展はなく、その上時間を10日間失ったわけですからね。いない方がましのケアマネージャーです。
(ポンコツケアマネージャー(2)へ続く)

【註1】 老健とは介護老人保健施設の略です。介護を必要とする高齢者に対して介護サービスやリハビリなどを提供し、自宅復帰への支援を行う施設です。重度の介護を必要な人には向いていません。公的な介護施設なので入居金などの初期費用はかかりません。入居期間は3ヶ月~一年です。

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